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1月30日は太田君と中根君と3人で走ることになりました。竜ケ峠(たつがとうげ)と切原峠は、予想していたとおり峠道がよく修復されて歩きやすかったです。ハイカーのための道案内や茶屋跡を示す標識も多く立っています。剣峠や鍛冶屋峠、鴻坂峠はすべて明治に入って作られた新しい峠で、五ヶ所と伊勢を結ぶ古い峠は切原峠だけです。切原峠は五ヶ所の漁民が伊勢へ魚の干物を売り歩くのに長く貢献してきました。切原峠がなければ五ヶ所の人は生活できなかったはずです。(参考文献:三重の峠) 実は切原峠と竜ケ峠は、15年位前はヤブに埋め尽くされていて、どこが道なのかが分からず、峠らしき場所に着いても本当にここが峠なのか自信が持てないような廃道でした。それが今のように修復されたのは誠に喜ばしいことです。けれど、ついこの間まで全く価値を認めなかったくせに、熊野古道に端を発する峠ブームで急にもてはやしているのはずるいと思いました。思えばヤブの小径だったツヅラト峠も、今や世界遺産ですからね。人の心はあざといもんです。 剣峠に自動車が通って切原峠対剣峠の勝負に決着が着いたのは、たぶん昭和30年代、今から50年くらい前だと思いますので、切原峠もおよそ50年の時間をかけて忘れられていったのでしょう。だからまた同じくらいたてば、切原峠は再び廃道に戻っていくかもしれません。 切原峠からは五ヶ所湾の展望が素晴らしく、今回の定例に参加できなかった人もぜひ行ってみたら楽しいと思います。横輪あたりには小さい峠がたくさんあって、ハイキングの対象としても楽しそうです。美しい峠ばかりです。 志摩半島あたりの細い道は、今から思えばちょっとスピードを上げすぎたかな。淡々と走ってしまいました。もっと大人数でゆっくり走った方が楽しかったろうと思いました。 (庄山) コース:宇治山田駅―古市―内宮前―宇治今在家町―竜ケ峠―床木―切原峠―切原―神津佐―南張―実線の道を通って桧山路―迫子―夏草―磯部駅―奥部―堅子町―相差―国崎―石鏡―浦村―鳥羽駅から輪行
by RINYUUKAI
| 2011-02-08 01:08
| 定例ラン
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