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「クロモリステムの製作(1)」の項では、ホールソーやフライス盤を使わずともステムが作れるということを書きました。(2)では、手近なボール盤とホールソーを使って、(1)とは違うステムを作ります。 ボール盤に、直径25.4mm、厚さ1.24mm(0.049inch)のクロモリ4130材を72°に傾けて固定します。φ22のホールソーをつけてゆっくり穴をあけていきます。接合部のでき上がりは下写真のような形状になります。 使用したホールソーはφ22なので、このままではφ22.2のクイル部はこの穴に入りません。ツボサンの150mmの半丸ヤスリの曲率はφ22.2の曲率と同じです。これでφ22の穴の内面をごく軽く「さらう」ように少し削ります。たった0.1mm削っただけで内径は0.2mm広がったことになりますから、削りすぎに注意してください。ほんのちょっとさらうだけで充分です。これでクイル部が72°の角度でぴったり入る穴ができます。接合部の表面を研磨してナマ鉄を出してからロウ付けし、ロウを盛ってきれいに仕上げます。 ステムを作るということはラグレスフレームを作るのと同じです。トーチをどのように使えばきれいなラグレス接合ができるのかは、ステムを数本作って失敗を繰り返すうち、じきに解ってきます。これからフレームの自作を目指す人の練習としてうってつけです。 ’50年代風の泥臭いデザインですが、お金で買ったフィアメやGBの古いステムより、自分で構造を考えて自作したこのステムの方が、遙かにすがすがしいと思います。外径25.4mm肉厚1.24mmのクロモリ製エクステンションは高い剛性があり、スプリント力のある人に向いているはずです。しかしすっかりオジサンになってしまった私には、悲しいことにそれが活かせるほどの剛脚がありません。
by rinyuukai
| 2016-06-24 16:46
| モノマニア通信
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