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自作フレームが仕上がったら、#320~640くらいで下地を磨き、ついでアルコールや車のブレーキクリーナーなどを用いて脱脂します。手を石鹸でよく洗って、手のアブラもつかないように作業します。 プラサフは普通の一液型でもいいし、ミッチャクロンマルチならメッキフレームやカーボンフォークにも使えて便利です。塗料は二液型ウレタン塗料であるパナロック(ロックペイント)を使っています。上塗クリアーも同社のものを使用しています。塗膜が非常に硬いので、インナー34Tくらいまでならチェーンステイにプロテクターが要りません。 塗料の調合は重さを基準に行います。料理用のデジタルはかりの上にはラップをかけておくと安心です。 塗料を複数混ぜ合わせて好きな色を作ることを調色といい、何度か試みたことがありますが、なかなか難しくて私はうまくできません。結局、気に入った原色(色の三原色の意味ではありません。何十色もある缶入り塗料そのもののこと)をそのまま使うか、ごく単純な配合(例:メタリックベース+少量のブルー=ライトブルーメタ)にとどめています。 フレーム1本を塗装するのに必要な塗料の量は、スプレーガンの大きさ(塗料噴出量)に大きく関係しますが、私の場合、硬化剤とシンナーまで配合したできあがりの量として、だいたい150グラムあれば1本のフレームとフォークが塗装できます。 コンプレッサーは少なくともスプレーガンの空気使用量を上回る吐出量のものでなければなりません。オイル式とオイルレスがありますが、同じ価格ならオイル式の方が大容量ですので私はオイル式を使っています。 フレームを天井から吊り下げるための道具は、ホームセンターで売っている金具を組み合わせて自作したものです。BBとヘッドチューブどちらにも通して吊り下げることができます。 いったん塗装が始まるとフレームに触るわけにいかなくなります。M5の長ネジを15cmくらいに切り、Wレバー台座、ボトル台座、エンドのダボにつけておけば、フレームの持ち手として使えます。BBから吊っていたフレームをヘッドに吊るし直すときにも使えます。ただしユーレー台座とサンプレ台座にはJISの長ネジは入りません。 我が家の塗装ブースは、車のガレージをブルーシートで覆っただけのところです。うちの隣家は近所の人の農業用の小屋ですが、ドリフトを避けるためできるだけ風のない日に行うことにしています。まずエアダスターでフレームのほこりを払い、プラサフと上塗塗料まで1日のうちにやり、数日おいてからロゴマークを貼り付けます。 マークの原稿は自宅のパソコンで作りました。静止画像データにはビットマップデータとベクターデータがあり、jpegやpdfは前者のデータです。しかしロゴマークは後者つまりベクターデータで作成する必要があり、この代表的なソフトがAdobeのIllustratorです。 しかし高価なIllustratorをわざわざ購入するわけにいきません。そこで私は、ネットの無料フォントのなかから好きなのを選んでダウンロードし、Wordでロゴを作ってpdfで保存し、さらにペイントでいったんjpegのロゴを作成しました。そして無料ソフトとして公開されているInkscapeにこのjpegのロゴをインポート、輪郭をトレースする方法でベクターデータのマークを作成しました。 できあがりのベクターデータは.svgという形式になり、ロゴシール作成の業者が使っているIllustratorで読み込むことができます。 もしビットマップのままデータをロゴシール作成の業者に持ち込むと、シール1枚がかなり高価になることがあるようですが、こうしてベクターデータにした私のロゴは1枚当たり250円でした。 ロゴマークの上からクリアー塗装をします。タレたりカサカサになったり、私はまだ素人でなかなかうまくいかないですが、あまり真剣に考えていません。自転車は野外で使うスポーツ用品であって、美術工芸品ではないのだからと思うことにしています。それに、私が使っているクリアーは乾きがとても遅いので、タレは小さなものならゆっくり平均化し、シンナーが揮発するともうどこにタレがあったのかわからなくなってしまいます。ほこりも、こまめにエアダスターで吹いていれば案外入らないものです。 1週間以上おいてから、(メッキフレームでなければ)各部のリーミング&フェイシングをします。エンドやディレイラーブラケットの平行度の確認もします。これらはフレームの製作途中で既に済ませてあることですが、私は塗装後にももう一度することにしています。特にインテグラルヘッドでは必須です。 自分で設計製作し塗装したフレームを、手に取って眺めたり写真に撮ったりするのは嬉しいひとときです。そしてそれに乗っていくツーリングは、“買ったフレーム”とは別の満足感があります。どんな魔物に対しても、負けた気は全くしません。冒頭のフレンチブルーのフレームはクルスルートで、下地オールメッキがしてあります。下のエンジ色のはシクロクロス用チューブラーのためのフレームで、オーバーサイズ、インテグラルヘッド、キャリアをつけてツーリング車として乗ります。シクロクロス用カーボンフォークは、#640で足付けしてミッチャクロンマルチで下地にしました。そのままだと地が黒いので、シルバーを少し吹きつけてからフレームと同じ塗料(パナロック、ロイヤルマルーン)で塗って、クリアで仕上げました。私は素人ですので、ここに書いたことが正しいか自信はありませんが、フレームの塗装を自分でしようかと迷っている人の背中を押すために書きました。ぜひ、自分でやってみてください。
by rinyuukai
| 2017-10-06 20:47
| モノマニア通信
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